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「フシグロセンノウ」
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「きらめく天井」

​幻の穴堰とは

 江戸時代も終わりに近い1859(安政5)年、三本木原大地(台地:あえて大地と称す)開拓灌漑のための水路が拓かれました。貧しかった三本木の荒れ野原に田園が広がり、45俵のコメが初めて収穫されました。

 そして、1866(慶応元)年、さらに北郡三本木原一帯(太平洋まで)の荒れ野原に大規模な水路を拓くため、ここ鞍出の山に第二次「穴堰」掘削工事が始まりました。ここに、再び十次郎や直接工事を担当した南部土方衆達の苦難の戦いが始まりました。

 しかし、翌年この「構想」を推進してきた新渡戸十次郎が志半ばにして無念の最期を遂げ、1868(慶応3)年戊辰戦争勃発、1869(明治元)年新政府誕生、1871年には廃藩置県となって構想は中断され、その要である鞍出の「穴堰」には一度も水は通ることなく以来固く閉ざされてしまいました。

 

 こうして、一滴も水が通らなかったこの水路は、人々から「幻の穴堰」と呼ばれるようになりました。

 

そして、幕末以来150有余年を経て、幕末南部藩の歴史文化遺産の象徴としてよみがえりました。

「穴堰」

 隧道のこと。または「潜穴」ともいう。すなわち開拓や灌漑に必要な通水をするためのトンネルのこと。

 土地の、形状地層高低差勾配距離水量水圧などによって大変な困難苦難が伴い傷病死病がつきものであった。規模が大きければ大きいほど、それだけ苦労も多くかつ費用も相当なものであった。現在のように高度な技術やハイテクな工作工業機械などが無かった時代でした。

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Mountiansと湖
水辺でリラックス

​仲間募集してます!

まだまだ未調査、謎だらけです。

行ってみよう!見てみよう!触れてみよう!探検隊募集

謎解き、学術調査、鞍出山探検隊の仲間募集 

穴堰で解説、語り部や軽作業をお手伝いしてくださる方、大募集中です。

「失われていたかもしれない」「大切なふるさとを伝える」「ふるさとのほこりを守りたい」

幻の穴堰管理事務所

住所:青森県十和田市大字三本木倉手字79

☆市内(十和田市まちなか交通広場)より車で15分

☆市内(十和田市まちなか交通広場)より十和田北線「おいらせ号」十和田湖[休屋]行

に乗り「奥入瀬ロマンパーク」下車その後徒歩26分

原則として予約制


入場時間:9:00~16:00

​入抗料:大人700円       団体(15名以上)600円

    小人(小学生)400円  団体(15名以上)300円

    十和田市民 500円 団体(15名以上)300円

見学時間は約1時間30分程度となります。

​営業日

山岳

人々を魅了してやまない千古水澄む十和田湖は、千年のコケが巨木を育む神秘の奥入瀬川の流れとなって、

「一本の水路」悠久の「稲生川」を誕生させました。

 

とうとうと流れて太平洋へ。

水面に浮かぶうたかたに

映るは幕末の時代絵巻

栄枯盛衰世の常にして 

はかない思い夢まどう

青山は昔日のままに稜並みを描き 

今日も夕日に映えてたゆとうばかり

 

遥かなる大地を潤し幾年生けるすべての生命をはぐくみ、

人々の暮らしを支え続け、とうとうと流れて太平洋へ。

そこには感動のドラマや壮大な歴史のロマンがみちあふれ、

やがて青森市、弘前市、八戸市に続く4番目の文化の香り高い美しい町、

十和田市を誕生させました。

歴史の川「稲生川」の水面には、幕末の時代絵巻が浮かんでは消え、

沈んではまた浮かびそこには感動のドラマ、

壮大な歴史のロマンが満ち溢れ、

遥かにかすむ山々には遠い昔をそのまま稜線に残し、

今日の夕日が静かに沈んでいきます。

 その歴史のすべてを語る「証人」が、150有余年の時を超えて

よみがえった「幻の穴堰」です。

長い時を経た令和の今日も、鞍出の山から、時の流れ世の移り変わりを見つめ続け、

水の大スペクタクルな世界を物語っています。

 

ここを訪れる人々のために。

 

鞍出の山より世事をみつめ 

人世のうつろいいかばかりと

白髪の翁は川のほとりに一煙管

秋の月 春の風に

ひと壺のにごり酒でよき友を迎え

古今の故事はいかようなものでありしかと

一夜の笑話の種となす

お問い合わせ

幻の穴堰管理事務所

住所:青森県十和田市大字三本木倉手字79
電話番号:0176-26-2755

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